2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.52%高の3484.39ポイントだった。深セン成分指数も1.02%高の14122.61ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7167億1800万元だった。
上海総合指数は寄り付き後ほどなくマイナス圏に沈む場面もあったものの、ほぼ終日プラス圏で推移した。ワクチン接種進展による景気回復期待や長期金利の低下を受け、前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、本土市場でも幅広いセクターに買いが入った。ただ、清明節の3連休前とあって、持ち高調整の動きもみられ、上値は重かった。指数は結局、3月5日以来、約1カ月ぶりの高値を付けてきょうの取引を終えた。セクター別では、酒造、電子部品、観光・ホテルなどが買われた半面、電力、鉄鋼、石炭などが売られた。
A株市場では、きのう科創板に上場した合肥芯碁微電子装備(688630)が50%超上昇したほか、深セン丹邦科技(
002618)など半導体関連が大幅高。台湾積体電路製造(TSMC)が実質値上げに踏み切ると伝わり、供給不足を受けた価格上昇見通しから大きく買われた。貴州茅台酒(
600519)や瀘州老窖(
000568)の上昇も目立ったほか、3連休を前に中国旅遊集団中免(
601888)も高かった。半面、前日高かった宝山鋼鉄(
600019)や本鋼板材(
000761)が利益確定の売りに押された。
上海B株指数は0.05%高の246.11ポイントと続伸、深センB株指数は0.10%高の1138.70ポイントと6営業日続伸した。