1日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.97%高の28938.74ポイントだった。中国企業指数は2.24%高の11217.41ポイント。メインボードの売買代金は概算で1782億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏で推移した。米長期金利の上昇一服を受けて米ナスダック総合指数が上昇した流れからハイテク・グロース株が買われ、地合いの改善につながった。あすから始まる5連休を前に前場は28700ポイント付近で上値の重さが目立ったが、本土市場で上海総合指数が上げ幅を拡大したことを好感し、後場半ば以降に一段高。終値は3月19日以来、約2週間ぶり高値を付けた。
ハンセン指数構成銘柄では、ネット関連株の美団(
03690)、テンセント(
00700)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、医薬品通販事業者の阿里健康(
00241)が大幅高。前日に急落した豚肉大手の万洲国際(
00288)が反発した。民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)も高い。半面、本土不動産デベロッパーの龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)が続落したほか、電能実業(
00006)、ホンコン・チャイナガス(
00003)など香港地場系銘柄の一角が下げた。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は大幅に3日続伸し、4.71%高の8569.64ポイント。BYD(
01211)傘下のマホ部品・受託製造大手、BYDエレクトロニック(
00285)が12%超高と急伸した。下落はパソコン世界大手のレノボグループ(
00992)の1銘柄のみだった。