4月最初の取引となる1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.71%高の3466.33ポイントだった。深セン成分指数も1.46%高の13979.69ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6576億8500万元だった。
上海総合指数は前場に一時マイナス圏に沈む場面もあったが、その後はプラス圏で推移。後場に入って徐々に上げ幅を拡大し、きょうの高値圏で取引を終えた。前日のNY市場でナスダック総合指数が上昇した流れを引き継ぎ、本土市場でもハイテク株が買われ、相場の上昇をけん引した。セクター別では、鉄鋼、電力、電子部品などが買われた半面、宝飾、石油、建材などが売られた。
A株市場では、SMIC(688981)が3%近く上昇したほか、海爾智家(
600690)や美的集団(
000333)も買われた。需要が拡大する一方で原材料コストが低下し、鉄鋼企業の収益が大幅に改善するとの見通しから本鋼板材(
000761)や宝山鋼鉄(
600019)、アンガン・スチール(
000898)も大きく買われた。半面、中国農業銀行(
601288)や中国工商銀行(
601398)、中国東方航空(
600115)や中国国際航空(
601111)が売られた。
上海B株指数は0.32%高の245.98ポイントと反発、深センB株指数は0.46%高の1137.61ポイントと5営業日続伸した。