ハンセン指数の3月の終値は28378.35ポイントとなり、騰落率は2.1％安だった。年初来では4.2％高。なお、ハンセン指数の過去10年の3月相場は、上昇年数（勝）が4、下落年数（敗）が6で、負け越しだった。過去10年の平均騰落率は-1.3％。過去10年の結果は次の通り。

　2021年　　28378.35　[-2.1％]
　2020年　　23603.48　[-9.7％]
　2019年　　29051.36　[+1.5％]
　2018年　　30093.38　[-2.4％]
　2017年　　24111.59　[+1.6％]
　2016年　　20776.70　[+8.7％]
　2015年　　24900.89　[+0.3％]
　2014年　　22151.06　[-3.0％]
　2013年　　22299.63　[-3.1％]
　2012年　　20555.58　[-5.2％]

　※指数が上昇した月を「勝」、下落した月を「敗」としています
　※指数は月末の終値、[　]内は指数の月間騰落率となっています
　※10年平均騰落率は過去10年間の騰落率を単純平均したものです

■午後0時以降の記事一覧：

【香港】中国国際航空、20年12月本決算は赤字転落（速報）
【香港】中国中車、20年12月本決算は4％減益（速報）
【香港】猫眼娯楽、20年12月本決算は赤字転落（速報）
【香港】無錫薬明康徳新薬開発、20年12月本決算は60％増益（速報）
【香港】中国鉄建、20年12月本決算は11％増益（速報）
【香港】中国中薬、20年12月本決算は5％増益（速報）
【香港】中聯重科、20年12月本決算は67％増益（速報）
【香港】上海大衆公用事業、20年12月本決算は2％減益（速報）
【香港】龍源電力、20年12月本決算は9％増益（速報）
【香港】デジタル・チャイナ、20年12月本決算は103％増益（速報）
【香港】中遠海運控股、20年12月本決算は48％増益（速報）
【香港】中国中鉄、20年12月本決算は6％増益（速報）
【香港】中国民生銀行、20年12月本決算は36％減益（速報）
【香港】新華文軒、20年12月本決算は11％増益（速報）
【香港】申万宏源集団、00年1月本決算は35％増益（速報）
【香港】国銀金融租賃、20年12月本決算は11％増益（速報）
【香港】三生製薬、20年12月本決算は14％減益（速報）
【香港】大唐新能源、20年12月本決算は27％増益（速報）
【香港】海爾智家、20年12月本決算は8％増益（速報）
【香港】聯邦製薬、20年12月本決算は10％増益（速報）
【香港】東方電気、20年12月本決算は46％増益（速報）
【香港】京能清潔能源、20年12月本決算は10％増益（速報）
【香港】中国地利、20年12月本決算は65％減益（速報）
【香港】海通証券、20年12月本決算は14％増益（速報）
【香港】アンガン・スチール、20年12月本決算は11％増益（速報）
【香港】シノトランス、21年1−3月期決算は大幅増益の見通し
【香港】ウェイチャイ・パワー、21年1−3月期決算は増益見通し
【香港】ブリリアンス・チャイナが取引停止、20年12月期決算の発表遅延
【香港】東方証券、株主割当増資を計画　最大168億元調達へ
【香港】上海電気集団、風力発電設備子会社の「科創板」上場　CSRCが認可
【香港】百融雲創の初日終値は26.7HKドル、公開価格比16.0％安
【香港】盈匯企業の初日終値は0.33HKドル、公開価格比41.1％安
【香港】美佳音控股の初日終値は1.34HKドル、公開価格比6.4％高
【香港】石炭セクターの業績市場予想一覧（3月31日）
【香港】石油セクターの業績市場予想一覧（3月31日）

【中国】SHIBOR翌日物、31日は前日比0.2990ポイント上昇
【中国】深セン市物業発展、21年の投資額は30億元
【中国】イータイ・コール、21年の投資計画を発表
【中国】招商局港口集団、最大300億元の債券を発行へ
【中国】山西省国新能源、赤字の孫会社を親会社に売却
【中国】新型コロナ、30日の新規感染者は11人＝中国衛生当局
【中国】財新中国製造業PMIの市場予想（21年3月）
【中国】中国、鉄鋼業の税制変更を検討か　CO2排出削減を推進
【中国】石炭価格が3週連続上昇、前週比0.52％高の585元

　31日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.70％安の28378.35ポイントだった。中国企業指数は0.44％安の10972.04ポイント。メインボードの売買代金は概算で1640億3000万HKドル。

　寄り付き前に発表された3月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）が市場予想を上回ったことで、ハンセン指数は高く寄り付いたものの、序盤に下げに転じた。前日のハンセン指数は3営業日続伸して22日以来の高値で終えた上、四半期末とあって持ち高を整理する売りに押された。米長期金利の上昇や、きょうの中国本土相場の下落も投資家心理を悪化せたもよう。素材や不動産・建設、必需消費財を中心に幅広いセクターが下げるなか、情報技術が堅調だった。

　ハンセン指数構成銘柄では、アジア保険会社のAIAグループ（01299）が売られ、相場の重荷となった。前日大引け後に2020年12月本決算を発表した豚肉大手の万洲国際（00288）が12.74％安と急落。九龍倉置業地産（01997）や華潤置地（01109）など不動産株は軒並み安となった。銀行株の中銀香港（02388）、カジノ株の銀河娯楽（00027）は反落した。一方、中国政府系投資持ち株会社の中国中信（00267）、電動工具の創科実業（00669）が続伸した。ハイテク株の美団（03690）と小米集団（01810）も買われた。

　ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は小幅に続伸し、0.04％高の8183.80ポイント。スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック（00285）と白物家電大手の海爾智家（06690）が大幅に反発した。半面、京東健康（06618）、同程芸龍（00780） が下げた。