26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。終値は前日比1.63%高の3418.33ポイントだった。深セン成分指数は2.60%高の13769.68ポイントと大幅に続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7479億6300万元だった。
上海総合指数は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、小高く寄り付いた後、心理的節目の3400ポイントを回復すると、上げ幅を拡大し、堅調に推移した。指数は前日まで3日続落し、約2週間ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、2020年12月本決算の発表が本格化しており、業績内容を手がかりに個別物色の動きも広がった。セクター別では、航空・空港運営や酒造がほぼ全面高となったほか、電力、繊維・アパレルなどを中心にほぼ全セクターで買いが優勢だった。
A株市場では、中国スマートフォン大手の小米集団(
01810)と電気自動車(EV)の生産で協力すると伝わった長城汽車(
601633)がストップ高を付けた。新型コロナウイルスワクチンの普及による経済活動の正常化見通しから中国東方航空(
600115)や中国旅遊集団中免(
601888)も買われた。新疆ウイグル自治区産の綿花を巡る問題が広がりを見せる中、同地に拠点を置く企業などに買いが波及し、新疆金風科技(
002202)や新疆交通建設集団(
002941)がストップ高を付けた。
上海B株指数は0.47%高の243.50ポイントと続伸、深センB株指数は1.19%高の1110.58ポイントと4日ぶりに反発した。