23日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日は1％超反発しただけに利益確定売りが出る一方、好決算株や値ごろ感のある銘柄を物色する動きが相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.10％安の3440.16ポイントで推移。セクター別では、セメントや空運、公共事業が上げる半面、電力、鉄鋼、非鉄金属が下げている。

　23日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。心理的節目の29000ポイントに乗せてスタートしたものの、その後は節目を挟んでもみ合う展開。前日の米株高や米長期金利の低下が支える半面、29000ポイント付近の売り圧力が意識されている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.11％高の28917.31ポイントで推移。個別では、電動工具大手の創科実業（00669）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）や、香港地場系銘柄の新世界発展（00017）、長江実業集団（01113）が買われている。半面、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）、本土系不動産デベロッパーの華潤置地（01109）、豚肉大手の万洲国際（00288）が安い。

　きょう香港市場にセカンダリー上場した中国検索エンジン最大手の百度（09888）の初値は254.00HKドルとなり、公開価格を0.8％上回った。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3445.34      1.90      0.06

 上海B株指数                    243.63      0.00      0.00

 深セン成分指数               13754.88     -6.09     -0.04

 深センB株指数                 1120.92      0.88      0.08

 滬深300指数（CSI300指数）     5057.06     -0.09     -0.00