19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比1.69%安の3404.66ポイントだった。深セン成分指数は2.56%安の13606.00ポイントと4日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7721億1300万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。19日までアラスカで米中外交トップ会談が開かれているとあって、内容を見極めようと様子見ムードが広がったほか、米株価指数先物が時間外取引で下落していることなども嫌気された。指数は一時、心理的節目の3400ポイントを下回る場面もあったが、かろうじて節目を守ってきょうの取引を終えた。セクター別では、航空・空港運営、保険、銀行などがほぼ全面安となったほか、石油も売られた。半面、軍需、電力、造船などが買われた。
A株市場では、原油先物相場の下落を受けてシノペック(
600028)が安い。2月の業務統計を発表した宅配大手、順豊控股(
002352)は6%超下落した。江鈴汽車(
000550)や立訊精密工業(
002475)の下落も目立った。半面、中信証券(
600030)や宝山鋼鉄(
600019)が買われた。
上海B株指数は0.88%安の242.37ポイントと3日続落、深センB株指数は0.83%安の1109.40ポイントと3日ぶりに反落した。