18日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続伸。終値は前日比1.28%高の29405.72ポイントだった。中国企業指数は0.98%高の11470.43ポイント。メインボードの売買代金は概算で1745億6000万HKドル。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移した。米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末まで現行のゼロ金利政策を続けるとの予想を示した。金融緩和の長期化が景気回復と株式市場への資金流入を後押しするとの見方から、前日の米株高の流れを引き継ぎ買い優勢で推移した。ゼロ金利の長期化見通しを受けてハイテク株など高PER株が買われ、指数を押し上げた。もっとも、米中外交トップの会談を前に一段と買い上がる勢いは限られ、29500ポイントを超える水準では伸び悩んだ。
ハンセン指数構成銘柄では、2020年12月本決算で純利益が予想を上回ったスマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が9%超高。火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)や、ネット関連株のアリババ集団(
09988)、美団(
03690)、テンセント(
00700)、香港証券取引所(
00388)も高い。半面、医薬株の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)や、石油メジャーのCNOOC(
00883)が下げた。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は3日続伸し、1.19%高の8676.33ポイント。舜宇光学科技やアリババ集団などのほかにレノボグループ(
00992)、快手科技(
01024)が高い。半面、金蝶国際ソフト(
00268)、キングソフト(
03888)、中興通訊(
00763)などが売られた。