18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.51%高の3463.07ポイントだった。深セン成分指数は1.12%高の13963.92ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7367億4700万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。米連邦準備理事会(FRB)が17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末まで現行のゼロ金利政策を続けるとの予想を示したことなどを受け、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。ただ、米中外交トップ会談が米アラスカ州のアンカレジで行われる予定で、内容を見極めようと様子見ムードも広がり、上値は重かった。セクター別では、製紙、貴金属、化学肥料などが買われる半面、石炭、造船、通信などが売られた。
A株市場では、経済活動の正常化見通しを受けて春秋航空(
601021)や中国国際航空(
601111)が大きく買われたほか、中国旅遊集団中免(
601888)も高い。白板紙の価格上昇を好感し、チェンミン・ペーパー(
000488)はストップ高をつけた。半面、海外の特定顧客から取引打ち切り通知を受け取ったと発表し、前日にストップ安をつけていた欧菲光集団(
002456)は2%超下落した。
上海B株指数は0.01%安の244.52ポイントと小幅に続落、深センB株指数は0.42%高の1118.66ポイントと続伸した。