18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続伸。前場終値は前日比1.51%高の29472.50ポイントだった。中国企業指数は1.32%高の11508.22ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で993億9000万HKドル。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた。米連邦準備理事会(FRB)は17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末まで現行のゼロ金利政策を続けるとの予想を示した。金融緩和の長期化が景気回復と株式市場への資金流入を後押しするとの見方から、買い優勢で推移した。もっとも、米中外交トップの会談を前に一段と買い上がる勢いは限られ、29500ポイントを超える水準では伸び悩んだ。
個別では、2020年12月本決算で純利益が予想を上回ったスマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が11%高と急伸。火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)や、ネット関連株のアリババ集団(
09988)、美団(
03690)、テンセント(
00700)も買われた。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、不動産株の龍湖集団(
00960)、中国保険大手の中国平安保険(
02318)などが下げた。