16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.78%高の3446.73ポイントだった。深セン成分指数も0.91%高の13642.95ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7354億9600万元だった。
上海総合指数は小高くスタート。前日に下げが目立った銘柄の買い戻しが相場を支えた。特段の新たな買い材料に乏しいなか、前場には下げに転じる場面があったものの、心理的節目の3400ポイント近くで下値の堅さを確認するとプラス圏に切り返した。政策の恩恵が期待できる銘柄や景気敏感株が買いを集めた。
セクター別では、保険が全面高のほか、環境関連、公共事業、空運が上げた。半面、鉄鋼、非鉄金属、エネルギーが下げた。
A株市場では、保険株の中国太平洋保険(
601601)と中国人寿保険(
601628)、不動産株の保利発展控股集団(
600048)と万科企業(
000002)が買い戻された。空運の中国東方航空(
600115)と中国国際航空(
601111)は続伸。自動車部品メーカーの光啓技術(
002625)、華域汽車系統(
600741)の上昇も目立った。半面、音声認識の科大訊飛(
002230)とゲーム会社の三七互娯網絡科技集団(
002555) が続落した。リチウム電池材料の寧波杉杉(
600884)、LED用チップメーカーの三安光電(
600703)はともにストップ安を付けた。
上海B株指数は0.29%高の245.53ポイントと反発。深センB株指数は0.02%安の1110.42ポイントと小幅に続落した。