16日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。心理的節目の3400ポイントが下値のめどとして意識され、買い戻しが先行して相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.41％高の3434.09ポイントで推移している。セクター別では、ソフトウエアや空運、電力が上げる半面、鉄鋼、建材、エネルギーが下げている。

　16日の香港市場でハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合う展開。前日のNY市場でダウ平均は史上最高値を更新して終了し、昨年8月以来の7連騰を記録したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発した。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.41％高の28952.18ポイントで推移している。個別では、スマホ大手の小米集団（01810）が大幅に続伸。医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、ネット関連株の美団（03690）も高い。半面、アジア生保のAIAグループ（01299）、欧州金融大手のHSBC（00005）が売られ、相場の重荷となっている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3424.65      4.70      0.14

 上海B株指数                    244.55     -0.27     -0.11

 深セン成分指数               13574.56     54.49      0.40

 深センB株指数                 1108.27     -2.39     -0.22

 滬深300指数（CSI300指数）     5054.41     18.87      0.37