週明け15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.58%高の28907.15ポイントだった。中国企業指数は0.44%安の11221.61ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1062億6000万HKドル。
ハンセン指数はほぼプラス圏で推移した。指数は前週末に2%超下落した後とあって、買い戻す動きが広がった。きょう午前に発表された中国の主要経済指標は、固定資産投資が市場予想を下回ったものの、小売売上高と鉱工業生産がいずれも市場予想を上回ったことが好感され、指数は心理的節目の29000ポイントを回復した。ただ、米長期金利の上昇に対する警戒感は根強く、中国本土市場の下落も嫌気され、節目を下回って前場の取引を終えた。
個別では、米連邦地裁が軍事企業リストから除外するよう仮命令を出した小米集団(
01810)が9%超上昇したほか、華潤置地(
01109)やAIAグループ(
01299)、シノペック(
00386)も買われた。半面、テンセント(
00700)が3%下落したほか、アリババ集団(
09988)も2%近く下げた。きょう上場した汽車之家(
02518)の前場終値は公開価格比2.38%高。