12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.25%安の29311.88ポイントだった。中国企業指数は0.67%高の11416.60ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1132億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まったものの、買い一巡後に下げに転じた。短期的な過熱感が意識され、利益を確定する売りが出たもよう。朝方に2020年12月決算を発表したAIAグループ(
01299)が大きく売られ、相場を押し下げた。もっとも、前日のNY市場やきょうのアジア主要市場の株高が投資家心理を支え、下値を売り込む動きは限られた。
個別では、AIAグループのほか、前日大引け後に決算を発表した香港鉄路(
00066)、チャイナ・ユニコム(
00762)がそろって急落。英金融大手のHSBC(
00005)、カジノ銘柄の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)は反落した。一方、ハイテク株の小米集団(
01810)や瑞声科技(
02018)、テンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)が買われ、一定の下支えとなった。不動産株の碧桂園(
02007)、華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)も高い。