11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比1.60%高の29371.23ポイントだった。中国企業指数は2.51%高の11337.54ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1093億3000万HKドルだった。
ハンセン指数はほぼ横ばいで寄り付いた後に上げ幅を拡大し、ほどなくして心理的節目の29000ポイントを回復。米追加経済対策が成立見通しとなったことや、前日のNY市場でダウ平均が2週間ぶり高値を更新したことを好感。本土市場で前日まで5営業日続落した上海総合指数が大幅に反発したことも安心感につながった。もっとも、29400ポイント付近では伸び悩み、中盤以降はおおむね同水準付近でもみ合った。
個別では、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が9%超の大幅高。ネット関連株の美団(
03690)、テンセント(
00700)、薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)など、今週初めに売りが強まっていたグロース株も大幅に続伸した。半面、本土系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)、碧桂園(
02007)や、香港地場系銘柄の香港鉄路(
00066)などがさえない。きょう2020年12月本決算を発表する通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)が売られた。