9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に4日続落。前場終値は前日比0.18％安の3415.23ポイントだった。深セン成分指数も0.44％安の13803.06ポイントと4営業日続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6614億2900万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付いた後、朝方に急落。きょうの人民元相場の基準値が今年1月4日以来の元安／ドル高水準に設定されたことで、資金流出を警戒する売りが膨らんだもよう。ただ、前日終値は2020年12月30日以来およそ2カ月半ぶりの安値だっただけに、買い戻しが入って下げ幅を縮小。結局、序盤に割り込んでいた心理的節目の3400ポイントを回復して前場の取引を終えた。

　セクター別では、石油と軍需関連、電力が下げた半面、運輸、観光、鉄鋼が上げた。

　上海B株指数は0.37％高の242.07ポイントと4営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.89％安の1088.85ポイントと4営業日続落した。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3415.23     -6.18     -0.18

 上海B株指数                    242.07      0.90      0.37

 深セン成分指数               13803.06    -60.75     -0.44

 深センB株指数                 1088.85     -9.76     -0.89

 滬深300指数（CSI300指数）     5081.45      1.43      0.03

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