5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.28%安の29155.40ポイントだった。中国企業指数は0.26%安の11296.26ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1414億HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、安くスタート。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて4日に米長期金利が上昇し、香港でも投資家心理が悪化した。ただ、下げて始まった中国本土相場が一時上げに転じたこともあって、ハンセン指数は次第に下げ幅を縮小、始値で割り込んでいた節目の29000ポイントを回復して前場の取引を終えた。
個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が売られ、相場の重荷となった。不動産株の九龍倉置業地産(
01997)と中国海外発展(
00688)、医薬品株の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)も安い。一方、中国本土の大手銀行である中国工商銀行(
01398)と中国建設銀行(
00939)、中国銀行(
03988)が上昇し、一定の下支えだった。内需株の恒安国際集団(
01044)、中国蒙牛乳業(
02319)は大幅高。