週明け1日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比1.63%高の29452.57ポイントだった。中国企業指数は1.84%高の11453.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で2092億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は前週末に割り込んでいた節目の29000ポイントを始値で回復。おおむね上昇率が1%を超える水準で堅調に推移して終えた。前週末のハンセン指数は2月1日以来ほぼ1カ月ぶりの安値圏で引けただけに、自律的な反発を見込む買いが先行。前週末の米市場で長期金利の上昇が一服し、ハイテク株が上昇した流れを引き継いだ。セクター別では情報技術や医療・ヘルスケア、通信が上げた半面、不動産・建設が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株の美団(
03690)とテンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、保険株のAIAグループ(
01299)が買われ、相場の上昇を主導。バイオ医薬品の薬明生物技術(
02269)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)が急反発した。通信株のチャイナ・モバイル(
00941)、チャイナ・ユニコム(
00762)も高い。一方、香港不動産株の下落が目立ち、Link REIT(
00823)、新鴻基地産(
00016)、新世界発展(
00017)が軒並み安。英金融大手のHSBC(
00005)は大幅に続落した。
ハイテク関連の32銘柄で構成するハンセンテック指数は反発し、3.85%高の9298.79ポイント。ハンセン指数への採用が決まった阿里健康(
00241)が9%超高のほか、華虹半導体(
01347)、キングソフト(
03888)が大きく買われた。半面、半導体製造装置のASMパシフィック(
00522)、オンライン旅行会社の同程芸龍(
00780) が続落した。