週明け1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比1.20%高の29328.38ポイントだった。中国企業指数は1.27%高の11390.39ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1201億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は前週末に割り込んでいた節目の29000ポイントを始値で回復。おおむね上昇率が1%を超える水準で推移した。前週末のハンセン指数は2月1日以来ほぼ1カ月ぶりの安値圏で引けただけに、自律的な反発を見込む買いが先行。前週末の米市場で長期金利の上昇が一服し、ハイテク株が上昇した流れを引き継いだ。
個別では、ハイテク株の美団(
03690)とテンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、保険株のAIAグループ(
01299)が買われ、相場の上昇を主導。バイオ医薬品の薬明生物技術(
02269)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)が急反発した。通信株のチャイナ・モバイル(
00941)、チャイナ・ユニコム(
00762)も高い。一方、不動産株の下落が目立ち、華潤置地(
01109)、新鴻基地産(
00016)、新世界発展(
00017)が軒並み安。英金融大手のHSBC(
00005)は大幅に続落している。石油株のCNOOC(
00883)も下落。ニューヨーク証券取引所(NYSE)が2月26日、CNOOCの米国預託株式(ADS)の上場廃止手続きに入ることを決めたと発表し、嫌気された。