26日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前日比2.20%安の29342.49ポイントだった。中国企業指数は2.67%安の11404.68ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1455億7000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ全面安の展開。25日の米市場で長期金利が上昇し、一時1.61%とおよそ1年ぶりの高さとなったことで米株式相場が下落した流れを引き継いだ。始値で心理的節目の30000ポイントを割り込み、下値支持として意識された20日移動平均(前引け時点で29742.63ポイント)を下抜けて前場の取引を終えた。中国本土を含むアジアの主要株式市場が軒並み下落し、投資家心理を悪化させたもよう。
個別では、バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)が8%近い反落。中国インターネットサービス大手の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)はそろって急落した。スマートフォン関連の舜宇光学科技(
02382)と小米集団(
01810)、カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)の下げもきつい。香港証券取引所(
00388)の続落が目立つ。一方、医薬品株の中国生物製薬(
01177)と不動産株の華潤置地(
01109)が買われた。