香港証券取引所は25日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、深センA株に投資する「深股通」（深センコネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■深股通（香港→深セン）
　当日の売買代金　702億3980万元
　　　　　買い代金　343億3323万元
　　　　　売り代金　359億657万元

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 寧徳時代新能源科技（300750）       3,102    2,266

  2 宜賓五糧液（000858）               2,157      965

  3 万科企業（000002）                 1,560    1,289

  4 東方財富信息（300059）             1,294      744

  5 美的集団（000333）                 1,275      718

  6 陽光電源（300274）                 1,185      498

  7 BYD（002594）                      1,176      584

  8 瀘州老窖（000568）                 1,138      501

  9 愛爾眼科医院集団（300015）         1,059      526

 10 科大訊飛（002230）                 1,048      279
   *金額単位は百万人民元

　26日の香港市場は反落か。米長期金利が一段と上昇したことから、25日の米株式相場が下落した流れを引き継ぐと予想する。割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが出るだろう。もっとも、金利上昇は「経済再開や経済成長への市場の期待の表れ」（米連邦準備理事会のパウエル議長）との見方は根強い。資金が素材などの景気敏感株に向かい、相場を下支えする展開があり得る。ハンセン指数は20日移動平均（25日終値時点で29740.38ポイント）が下値のめどとなりそうだ。

　25日のNY株式市場で、ダウ平均は5営業日ぶりに大幅反落。ハイテク株主体のナスダック総合も大幅に反落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、銀行株のHSBC（00005）と中国建設銀行（00939）、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）など大型主力銘柄が総じて香港終値を下回って引けた。

　決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色が引き続き活発に行われるだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の新世界発展（00017）が2020年中間決算を発表する。

　香港証券取引所は25日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　当日の売買代金　299億7747万HKドル
　　　　　買い代金　146億8630万HKドル
　　　　　売り代金　152億9117万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     2,177    1,175

  2 美団（03690）                      1,476      332

  3 融創中国（01918）                  1,129      741

  4 中国生物製薬（01177）              1,113      542

  5 香港証券取引所（00388）              982      202

  6 ﾁｬｲﾅ･ﾓﾊﾞｲﾙ（00941）                  981      712

  7 小米集団（01810）                    848      487

  8 CNOOC（00883）                       824      386

  9 薬明生物技術（02269）                785      146

 10 SMIC（00981）                        763      388
   *金額単位は百万HKドル