18日の香港株式市場で、ハンセン指数は8営業日ぶりに反落。終値は前日比1.58%安の30595.27ポイントだった。中国企業指数は1.53%安の12041.53ポイント。メインボードの売買代金は概算で2826億8000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、ほどなくマイナス圏に沈むと、心理的節目の31000ポイントを割り、下げ幅を拡大した。中国本土市場が1週間ぶりに取引を再開し、本土投資家が相互取引制度を通じて香港株を売買する「港股通」(サウスバウンド・トレーディング)も再開されたが、上海総合指数が徐々に上げ幅を縮めたことが嫌気された。また、指数は前日まで7営業日続伸し、終値ベースで約2年8カ月ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、瑞声科技(
02018)や九龍倉置業地産(
01997)、美団(
03690)が5%超下落したほか、AIAグループ(
01299)やアリババ集団(
09988)も売られた。半面、華潤置地(
01109)やチャイナ・モバイル(
00941)、チャイナ・ユニコム(
00762)が買われた。
ハイテク関連の31銘柄で構成するハンセンテック指数は3.23%安の10591.53ポイント。XD(
02400)や衆安在線財産保険(
06060)、閲文集団(
00772)の下げがきつい。上昇はSMIC(
00981)とレノボグループ(
00992)の2銘柄のみにとどまった。