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指数: 15分ディレイ
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17日の香港市場は上値が重い相場か。先進国での新型コロナウイルス感染者数の減少傾向と金融緩和の継続見通しを背景に株式市場の先高観が根強い半面、前日のハンセン指数は2018年6月12日以来、約2年8カ月ぶり高値で終えただけに、利益確定売りが出やすい。中国本土の投資家が相互取引制度を通じて香港株を売買する「港股通」(サウスバウンド・トレーディング)はきょうまで停止される。米国の1月の小売り売上高や鉱工業生産指数の発表を日本時間きょう夜に控え、米経済の回復状況を見極めたい投資家が積極的な売買を控える可能性もある。
休場明け16日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均は続伸して連日で過去最高値を更新。ただ、米長期金利が約1年ぶりの高水準を付けたことで主力ハイテク株の一角が売られ、ナスダック総合は3営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、アジア保険会社のAIAグループ(01299)や香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、不動産株の中国海外発展(00688)、医薬品株の石薬集団(01093)が香港終値を下回った一方、英金融大手HSBC(00005)が上回って引けた。 |
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16日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比1.06%高の270.70米ドルと続伸。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も4.22%高の326.20米ドルと12営業日続伸した。主な中国関連ネット・IT株の16日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):270.70米ドル(+1.06%) ■百度(BIDU):326.20米ドル(+4.22%) ■トリップ・ドット・コム(TCOM):38.61米ドル(+4.32%) ■JDドット・コム(JD):103.43米ドル(+4.15%) ■ウェイボー(WB):60.99米ドル(-1.34%) ■ネットイース(NTES):126.98米ドル(-3.89%) ■モモ(MOMO):20.08米ドル(+0.50%) ■レンレン(RENN):8.96米ドル(+0.11%) ■新浪(SINA):43.30米ドル(-0.48%) ■捜狐(SOHU):21.62米ドル(-0.37%) ■チーター・モバイル(CMCM):3.82米ドル(+4.09%) ■テンセント・ミュージック(TME):28.30米ドル(+7.36%) |
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16日のNY株式相場は高安まちまち。追加経済対策の成立期待やコロナワクチン接種進展による経済活動の早期再開期待などを背景に堅調にスタートしたが、長期金利の上昇が重しとなった。ダウ平均は150米ドル高まで上昇後、64.35米ドル高(+0.20%)と上昇幅を縮小して終了したが、取引時間中と終値の史上最高値を更新した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.57%高まで上昇後、0.34%安で終了し、S&P500も0.06%安とわずかながらマイナス圏で終了した。ナスダック総合とS&P500はともに取引時間中の最高値を更新したが、3営業日ぶりの反落となった。S&P500のセクター別では原油高を好感したエネルギーや長期金利の上昇を好感した金融が大幅高となった一方、公益、不動産などが1%超下落した。
米10年債利回りが昨年2月以来となる1.30%台まで上昇したことで、利ざや拡大による収益向上が期待される金融株が軒並み高。バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースが2%超上昇し、ゴールドマン・サックスも1.84%上昇した。一方、金利上昇による企業や個人の借り入れコストの上昇が懸念されたほか、巨額財政支出による将来のインフレ更新の可能性も意識された。NY原油が昨年1月以来となる60米ドル台に乗せたことでマラソン・オイル、アパッチが6%超上昇し、エクソン・モービルも3%超上昇した。先週約1年ぶりに20ポイントを下回ったVIX指数は21.46ポイントと先週末比+1.49ポイント上昇した。 海外市況 |
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