9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比1.22％高の3575.66ポイントだった。深セン成分指数も1.88％高の15556.19ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4930億1600万元だった。

　上海総合指数はプラス圏で堅調に推移した。寄り付き直後にマイナス圏に沈む場面もあったが、その後は前引けにかけて徐々に上げ幅を拡大した。中国人民銀行（中央銀行）が8日に公表した2020年10−12月期の金融政策執行報告で、穏健な金融政策を維持するほか、急な政策変更は行わない方針を示したことや、前日の米株高が好感された。また、景気回復見通しなどを背景に相場の先高観は根強く、投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、航空・宇宙や造船、石炭がほぼ全面高となった半面、銀行や宝飾などが売られた。

　上海B株指数は0.99％高の242.11ポイント、深センB株指数は1.15％高の1095.26ポイントだった。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3575.66     43.21      1.22

 上海B株指数                    242.11      2.38      0.99

 深セン成分指数               15556.19    286.56      1.88

 深センB株指数                 1095.26     12.47      1.15

 滬深300指数（CSI300指数）     5645.13     80.57      1.45

■午後0時までの記事一覧：

【香港】中国中鉄が大型受注16件、総額365億元
【香港】中国中車、総額11億元超の財政補助を獲得
【香港】Qテクノロジーの1月出荷量、カメラモジュールは前年同月比28％増
【香港】舜宇光学科技、1月の携帯端末用レンズセット出荷量は前年同月比36％増
【香港】衆安在線財産保険、20年12月期純利益は5億元超の見通し
【香港】吉利汽車、1月の新車販売台数は40％増
【香港】中国中地乳業、TOB成立で上場廃止へ
【香港】中国交通建設、20年新規受注は10.6％増
【香港】越秀地産、不動産管理子会社に広州地下鉄集団が出資
【香港】中国能源建設、EPC契約3件を締結
【香港】越秀地産、1月の不動産販売額は2.9倍
【香港】中国能源建設、中国葛洲ハ集団の吸収合併　国資委が承認
【香港】キングボード・ホールディングス、20年12月本決算は35％以上増益の見通し
【香港】緑葉製薬、ヒルハウスが主要株主に　出資受け入れ完了
【香港】遠洋集団、21年1月の不動産販売額は56％増
【香港】保利置業、1月の不動産販売額は10％減
【香港】江蘇恒瑞医薬、瓔黎薬業と資本提携
【香港】サンズ・チャイナの「ロンドナー・マカオ」、第1フェーズが開業
【香港】深セン高速道路、ごみ処理プロジェクトを受注

【中国】深セン市沃爾核材、20年12月本決算は89％増益（速報）
【中国】人民元の9日の基準値は1米ドル＝6.4533元、前日比で0.225％元高
【中国】中国の1月乗用車小売り26％増、新エネ車卸売り3.9倍＝CPCA
【中国】新型コロナ、8日の新規感染者は14人　全員入国者＝中国衛生当局
【中国】中国政府、53の国・地域に新型コロナワクチン提供＝外交部
【中国】招商局蛇口工業区控股、１月の不動産販売額は107％増