4日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.66%安の29113.50ポイントだった。中国企業指数は0.76%安の11563.50ポイント。メインボードの売買代金は概算で2397億8000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏での推移が目立った。序盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、米株価指数先物の下落を嫌気し、指数は心理的節目の29000ポイントを下抜くと、一気に下げ幅を拡大した。前日まで3日続伸した後とあって利益確定の売りが重しとなったほか、米国の雇用統計発表を前に様子見ムードも広がったもよう。指数は後場に入って下げ幅を縮小し、節目を回復してきょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、小米集団(
01810)が5%近く下落。同社製スマートフォンに米グーグルが提供するアプリなどがインストールできなくなったと伝わり、嫌気した売りが膨らんだ。舜宇光学科技(
02382)やチャイナ・ユニコム(
00762)、美団(
03690)も安い。半面、市場予想を上回る2020年12月本決算を発表した中国平安保険(
02318)が2%超上昇。傘下のアント・グループを巡り、「再編について中国規制当局と合意した」と報じられたアリババ集団(
09988)も上昇した。
ハイテク関連の31銘柄で構成するハンセンテック指数は2.26%安の9897.37ポイント。BYDエレクトロニック(
00285)や衆安在線財産保険(
06060)、華虹半導体(
01347)が大きく下げた。