4日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。来週の春節（旧正月）入りを前に、持ち高を調整する動きが重荷。半面、心理的節目の3500ポイントが下値のめどとして意識され、買い戻しが相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.07％高の3519.60ポイントで推移。セクター別では、電子・ITや通信機器、非鉄金属が下げる半面、石炭、酒造、保険が上げている。

　4日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。指数は前日まで3日続伸した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっている。また米雇用統計の発表を前に様子見ムードも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.32％安の29214.90ポイントで推移している。個別では、美団（03690）や香港証券取引所（00388）、テンセント（00700）などが売られる半面、上海「科創板」への上場方針を発表した中国生物製薬（01177）が大幅高。ペトロチャイナ（00857）やCNOOC（00883）など石油株も高い。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3503.78    -13.53     -0.38

 上海B株指数                    238.89     -0.29     -0.12

 深セン成分指数               15135.85    -97.30     -0.64

 深センB株指数                 1075.03     -1.08     -0.10

 滬深300指数（CSI300指数）     5453.98    -31.22     -0.57