3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.46%安の3517.31ポイントだった。深セン成分指数も0.67%安の15233.15ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9537億2500万元だった。
上海総合指数は利益確定売りに押され、安く始まった。中国人民銀行(中央銀行)によるきょうの公開市場操作(オペ)が4営業日ぶりに吸収超過に転じ、春節(旧正月)を前にした資金ひっ迫懸念が再燃したもよう。ただ、心理的節目の3500ポイント近くでは指数が下げ渋り、下値を売り込む動きは限定的。中盤には指数が小幅ながらプラス圏に浮上する場面が目立った。
セクター別では軍需関連や貴金属、ソフトウエア、通信が下げた半面、化学肥料、農林水産、石油が上げた
A株市場では、ハイテク株の下げがきつい。科大訊飛(
002230)、浙江大華技術(
002236)、杭州海康威視数字技術(
002415)が軒並み大幅安となった。前日と前々日にストップ安を付けた上海国際機場(
600009)がきょうも7.33%下落。バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、金鉱大手の紫金鉱業集団(
601899)は反落した。一方、前日安かった中堅銀行の興業銀行(
601166)と平安銀行(
000001)が大きく買われた。製紙株のチェンミン・ペーパー(
000488)がストップ高。豚肉の牧原食品(
002714)も高い。
上海B株指数は0.03%安の239.18ポイントと小幅ながら5営業日続落。深センB株指数は0.26%安の1076.11ポイントと3日ぶりに反落した。