週明け1日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。終値は前営業日比2.15%高の28892.86ポイントだった。中国企業指数は2.19%高の11454.18ポイント。メインボードの売買代金は概算で2012億1000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、幅広いセクターで買いが優勢の展開。前週末に4日続落し、終値が1月13日以来半月ぶりの安値で終えただけに、買い戻しが先行した。きょうは中国本土や日本、韓国などアジアの主要株式相場が上げたほか、アジア時間朝方に下げていたダウ平均先物が上げに転じると、ハンセン指数も前引けにかけて一段高となった。ただ、心理的節目の29000ポイントに近い水準では伸び悩んだ。
ハンセン指数構成銘柄では、時価総額が大きいテンセント(
00700)とAIAグループ(
01299)が大きく買われ、相場の上昇を主導。生活サイト運営の美団(
03690)は10%近く上げた。ニット衣料の申洲国際集団(
02313)、バイオ医薬品の薬明生物技術(
02269)、電動工具の創科実業(
00669)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)はそろって大幅に続伸した。半面、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)が続落。香港地場株の香港鉄路(
00066)、恒隆地産(
00101)も安い。
ハイテク関連の31銘柄で構成するハンセンテック指数は5営業日ぶりに反発し、前営業日比4.36%高の9765.89ポイント。ネット小説サイト運営の閲文集団(
00772)が10.34%高と急騰した。中国ファウンドリー最大手のSMIC(
00981)と携帯端末部品・組立受託のBYDエレクトロニック(
00285)も大幅高。一方、下落はASMパシフィック(
00522)など3銘柄にとどまった。