週明け25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比0.48%高の3624.24ポイントだった。深セン成分指数は0.52%高の15710.19ポイントと4営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2083億200万元だった。
上海総合指数はほぼプラス圏で推移した。世界的な金融緩和の流れを背景に相場の先高観は根強く、買いが広がった。指数は序盤に心理的節目の3600ポイントを下回る場面もあったが、節目を回復し上げ幅を拡大すると、2015年12月以来、約5年1カ月ぶり高値を更新してきょうの取引を終えた。セクター別では、酒造、航空・空港運営、非鉄金属などが買われた半面、通信、港湾、宝飾などが売られた。
A株市場では、安徽古井貢酒(
000596)や瀘州老窖(
000568)がストップ高を付けたほか、中国旅遊集団中免(
601888)や春秋航空(
601021)も高い。中国で海警局に武器の使用を認める「海警法」が成立したことを受け、軍需関連とされる浙江鼎力機械(
603338)がストップ高を付けたほか、中航瀋飛(
600760)や福建火炬電子科技(
603678)なども大きく上げた。半面、米国際貿易委員会(ITC)から米関税法337条に基づく調査の通知書を22日に受け取ったと発表した立訊精密工業(
002475)が大きく下げた。
上海B株指数は0.81%安の247.53ポイントと続落、深センB株指数は0.75%安の1088.57ポイントと4営業日ぶりに反落した。