週明け25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに大幅反発。前場終値は前営業日比2.07%高の30057.01ポイントだった。中国企業指数は2.24%高の11939.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1586億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、ほぼ一本調子で上げ幅を拡大。心理的節目の30000ポイントを回復して前場の取引を終えた。前週末に幅広い銘柄が下げただけに、買い戻しが先行。22日のNY市場でナスダック総合が3日連続で史上最高値を更新したことを受け、ハイテク銘柄が買われて相場を押し上げた。きょうの中国本土相場とダウ平均先物が上昇した上、相互取引制度を通じた中国本土からの資金流入も続き、投資家心理を強気に傾けた
個別では、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が大きく買われ、上場来高値を更新。ハイテク株の美団(
03690)、舜宇光学科技(
02382)、アリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)、瑞声科技(
02018)は軒並み高となった。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)も大幅に上昇した。一方で不動産株の下げが目立ち、九龍倉置業地産(
01997)、恒隆地産(
00101)、新鴻基地産(
00016)、中国海外発展(
00688)がそろって続落。香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)、石油株のペトロチャイナ(
00857)も大幅安だった。