13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.27%安の3598.65ポイントだった。深セン成分指数も0.61%安の15365.43ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2345億4900万元と、8営業日連続で1兆元の大台に乗せた。
上海総合指数は小高く寄り付き、前場は前日終値を挟んで一進一退。商品相場の上昇を受けて石油株や非鉄金属株が買われ、相場を下支えした。しかし後場に入ると売りが優勢となり、心理的節目の3600ポイント割り込んで引けた。前日終値は2015年12月下旬以来ほぼ5年ぶり高値だっただけに、投資家が利益確定の動きを強めたもよう。
セクター別では、証券や軍需関連、酒造、農林漁業が大幅に下げた。一方、港湾・水運と空運が逆行高を演じた。
A株市場では、前日高かった中国旅遊集団中免(
601888)と国軒高科(
002074)が大幅に下落。自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)、証券株の東方証券(
600958)と中信証券(
600030)の下げがきつい。一方、鉄道車両メーカーの中国中車(
601766)がストップ高を付けた。自動車部品製造のウェイチャイ・パワー(
000338)、家電・半導体ディスプレー大手のTCL科技集団(
000100)も大きく買われた。
上海B株指数は0.51%高の249.58ポイントと続伸。深センB株指数は0.70%高の1101.19ポイントと4営業日ぶりに反発した。