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11日のNY株式相場は反落。先週は民主党が大統領と上院・下院を制する「ブルーウエーブ」が実現し、巨額追加経済対策への期待から主要3指数が連日で史上最高値を更新したが、週明け11日は反落してスタート。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、バリュエーションの高さが意識されたほか、民主党がトランプ大統領の弾劾を求めたことで政治的混乱による経済対策審議の遅れも懸念された。先週に25%近く上昇したテスラが7.8%安と大幅反落し、アップルやフェイスブックも2-4%下落した。ダウ平均が89.28ドル安(-0.29%)、S&P500も0.66%安とともに5日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.25%安と3日ぶりに反落した。
民主党政権による巨額追加経済対策のための財政支出増加見通しを背景に長期金利の上昇が続く中、S&P500の200日移動平均線からの上方かい離が昨年9月3日以来となる9%近くに拡大し、ボリジンジャーバンドでも3シグマを上回ったことで株式の割高感が意識された。コロナウイルスの変異株の感染拡大や政治的混乱も嫌気され、テスラなどのモメンタム株に利益確定売りが強まり、ビットコインも大きく反落した。S&P500の11セクターは、エネルギーが1.62%高、ヘルスケア、金融が0.4-0.5%上昇した一方、テスラ株の下落が重しとなった一般消費財が1.89%下落し、コミュニケーションと不動産も1.6%超下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は24.08ポイントと前日比2.52ポイント上昇した。 海外市況 |
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12日の香港市場は軟調か。ハンセン指数は前日に一時2020年2月17日以来ほぼ11カ月ぶりに心理的節目の28000ポイントに乗せる場面もあったが、後場は急速に上げ幅を縮小し、終盤は前営業日終値を挟んで一進一退の展開となった。ここ最近の急ピッチな上昇を受けて高値警戒感が広がっており、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。
また、中国本土で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることも懸念材料となりそうだ。中国国家衛生健康委員会は11日、10日に中国本土で新たに103人の感染が確認されたと発表。うち18人は海外からの入国者だが、1日に新たに確認された感染者が100人を超えるのは昨年7月末以来ほぼ5カ月ぶり。うち、首都・北京に隣接する河北省での感染者が82人を占めている。 11日のNY株式相場は反落。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、バリュエーションの高さが意識されたほか、民主党がトランプ大統領の弾劾を求めたことで政治的混乱による経済対策審議の遅れも懸念された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やテンセント(00700)、中国建設銀行(00939)などが香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日の終値を100ポイント近く下回る水準で寄り付くことになる。 |
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香港証券取引所は11日、深セン市場との相互株式取引「深港通(深セン・香港ストックコネクト)」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通(深)」(深センコネクト・サウスバウンド)の取引状況は次の通り。
■港股通(深セン→香港) 当日の売買代金 317億4455万HKドル 買い代金 203億3079万HKドル 売り代金 114億1376万HKドル ■当日の売買代金上位10銘柄 売買代金 買い代金 |
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