本土市場では上海総合指数が週間で2.8％高と4週続伸した。新型コロナを巡るワクチン接種や承認の動きを受けて世界経済の正常化期待が高まったほか、人民元高を受けた資金流入期待が相場の支援材料となった。上海総合指数は年明け4日に終値で節目の3500ポイント台を回復すると、7日まで6営業日続伸で約5年ぶり高値を更新。8日には反落したものの、売買代金は年初から連日で1兆元の大台を突破するなど大商いが続いた。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
01月04日 [月]　　3502.96　+0.9%　　+0.9%　　+0.9%
01月05日 [火]　　3528.68　+0.7%　　+1.6%　　+1.6%
01月06日 [水]　　3550.88　+0.6%　　+2.2%　　+2.2%
01月07日 [木]　　3576.20　+0.7%　　+3.0%　　+3.0%
01月08日 [金]　　3570.11　-0.2%　　+2.8%　　+2.8%

　香港市場ではハンセン指数が週間で2.4％高と続伸した。好調な米国市場や中国本土市場に追随し、総じて堅調に推移。米政府による中国企業排除の動きが嫌気されたものの、低金利環境下での株高期待や米国の政権移行に伴う追加経済対策期待が相場を支えた。中国通信3社は米ニューヨーク証券取引所の上場廃止方針を巡る対応が二転三転して振り回された。ハンセン指数は高値警戒感で7日に下落したものの、週末8日には終値で昨年2月17日以来、約10カ月半ぶりの高値をつけた。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
01月04日 [月]　　27472.81　+0.9%　　+0.9%　　+0.9%
01月05日 [火]　　27649.86　+0.6%　　+1.5%　　+1.5%
01月06日 [水]　　27692.30　+0.2%　　+1.7%　　+1.7%
01月07日 [木]　　27548.52　-0.5%　　+1.2%　　+1.2%
01月08日 [金]　　27878.22　+1.2%　　+2.4%　　+2.4%

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