5日のNY株式相場は反発。上院の議席が決まる5日のジョージア州決選投票への警戒感から軟調にスタートしたものの、サウジアラビアの減産を受けて原油相場が上昇し、エネルギー株が軒並み高となったことや、米12月ISM製造業PMIが2018年8年以来の強い結果となったことなどでセンチメントが好転した。新年入りの前日に382ドル安となったダウ平均は167.71ドル高(+0.55%)と反発。ボーイングが4.40%高となったほか、ダウ・インク、シェブロン、ゴールドマン・サックスも2-3%上昇した。S&P500も0.71%高と反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は1%近い反発となった。S&P500の11セクターは不動産を除く10セクターが上昇。エネルギーが4.53%高、素材が2.30%高となったほか、資本財、一般消費財、ITが0.7-1.0%上昇した。
サウジアラビアが2月と3月に単独で減産すると伝わりNY原油が4.85%高と大幅反発。一時、昨年2月以来となる50ドル台を回復したことでオキシデンタル・ペトロリアムが2桁高となったほか、ダイヤモンドバック・エナジー、アパッチ、マラソン・オイルも9%超上昇した。世界景気の先行指標とされる銅価格も2%超上昇し約8年ぶりの高値となり、フリーポート・マクモランも4%超上昇した。午前中に発表された米12月ISM製造業PMIは60.7と前月の57.5や市場予想の56.6を大きく上回った。投資家の不安心理を示すVIX指数は25.34ポイントと前日比1.63ポイント低下した。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 30204.25 30504.89 30141.78 30391.60 167.71 0.55
S&P500 3698.02 3737.83 3695.07 3726.86 26.21 0.71
NASDAQ 12665.65 12828.27 12665.65 12818.96 120.51 0.95
CME225先物 27110.00 27250.00 26940.00 27130.00 60.00 0.22
FT100 6612.25 6612.25 6612.25 6612.25 40.37 0.61
DAX 13680.69 13768.13 13566.47 13651.22 -75.52 -0.55
為替(ドル/円) 103.12 103.19 102.60 102.70 -0.43 -0.42
WTI先物 47.38 50.20 47.24 49.93 2.31 4.85
金(Gold)先物 1946.00 1957.00 1938.40 1954.40 7.80 0.40
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。