30日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、上げに転じた。中国の底堅い景気と内需振興策に期待する買いが関連セクターに入り、相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.22％高の3386.47ポイントで推移。セクター別では酒造や非鉄金属、港湾・海運が上昇している。半面、保険と通信、造船が全面安。

　30日の香港市場で、ハンセン指数は続伸スタート。前日に急反発したアリババ集団（09988）、テンセント（00700）、美団（03690）などインターネット関連株はきょうも買いが先行し、相場を押し上げている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.47％高の26692.73ポイントで推移。個別では、アリババ集団、テンセント、美団のほか、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、医薬関連の石薬集団（01093）、薬明生物技術（02269）が買われている。半面、石油メジャーのCNOOC（00883）、通信キャリアのチャイナ・モバイル（00941）や、金融株の中国工商銀行（01398）、HSBC（00005）、AIAグループ（01299）などがさえない。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3375.01     -4.03     -0.12

 上海B株指数                    239.57      0.07      0.03

 深セン成分指数               13970.45      0.24      0.00

 深センB株指数                 1063.16      0.49      0.05

 滬深300指数（CSI300指数）     5037.98     -4.96     -0.10