20日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.09%安の24216.26ポイントだった。中国企業指数は0.08%高の9986.42ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で554億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ狭いレンジでもみ合い。中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を26−29日に控えて政策期待の買いが入る半面、米国の追加経済対策を巡る与野党協議の難航を警戒する売りが出て、相場は方向感を欠いた。19日のNY市場ときょうの上海市場の下落も投資家心理を悪化させたもよう。
個別では、銀行株のHSBC(
00005)とハンセン銀行(
00011)、中国銀行(
03988)、交通銀行(
03328)が下げて相場の重荷だった。石油株のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、香港不動産関連のLink REIT(
00823)、新鴻基地産(
00016)もさえない。一方、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)が大幅高。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、電動工具大手の創科実業(
00669)も買われた。