24日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅反落。終値は前日比1.82%安の23311.07ポイントだった。中国企業指数は1.96%安の9371.19ポイント。メインボードの売買代金は概算で1171億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移した。前日の米株安を嫌気した売りが先行。特にハイテク株主体のナスダック総合が3%超下落したことを受けて、香港市場でもハイテク株の下げが目立った。きょうの米ダウ平均先物や中国本土相場などが軟調に推移したことも相場の重しとなるなか、ハンセン指数は序盤に下げ幅を拡大。その後は23300ポイント付近でもみ合いを続けたが、結局、終値ベースで5月29日以来、4カ月ぶりの安値を付けた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク銘柄のアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)、小米集団(
01810)が安い。バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(
02269)が5%下落。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)や中国生保最大手の中国人寿保険(
02628)が大きく売られた。半面、不動産株の碧桂園(
02007)や華潤置地(
01109)などが買われた。
ハイテク関連の30銘柄で構成するハンセン科技指数は3.35%安の7054.28ポイントと、3日ぶりに反落。ネット関連サービス企業の恒騰網絡(
00136)が8%超安となったほか、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(
00285)、ネット保険大手の衆安在線財産保険(
06060)などが大きく売られた。