24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比1.72%安の3223.18ポイントだった。深セン成分指数も2.24%安の12816.61ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6793億900万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。前日の米株安を嫌気して安く寄り付いた後、大引けにかけて徐々に下げ幅を拡大し、7月27日以来、約2カ月ぶり安値で取引を終えた。積極的な買い材料が見当たらない中、来週後半から始まる国慶節の大型連休を前に様子見ムードも強く、米中の対立激化に対する警戒感も相場の重しとなった。米株価指数先物が時間外で下落していることも投資家心理を冷やした。セクター別では、航空・宇宙、造船が全面安となったほか、IT、観光・ホテル、非鉄金属などを中心にほぼ全セクターで売りが優勢だった。
A株市場では、中国国際航空(
601111)や中国東方航空(
600115)が2%超下落したほか、広州汽車集団(
601238)やBYD(
002594)は3%超下落した。紫金鉱業集団(
601899)は6%超の大幅下落。ガラス基板メーカー2社の買収を発表した京東方科技集団(
000725)は4%超下落した。
上海B株指数は1.37%安の246.62ポイントと反落、深センB株指数は1.14%安の932.56ポイントと4日続落した。