26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.01%高の2846.55ポイントだった。深セン成分指数は2.10%高の10815.43ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5300億5700万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移し、大引けにかけて上げ幅を拡大すると、きょうの高値水準で取引を終えた。欧米や日本での経済活動の再開の動きが好感されたほか、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開催中とあって景気刺激策への期待から買いも広がり、両市場あわせて100を超える銘柄がストップ高をつけた。セクター別では、観光・ホテルが全面高となったほか、医療、電子ITなどを中心に全セクターで買いが優勢だった。
A株市場では、免税店を運営する中国国旅(
601888)が8%超上昇したほか、空港運営の上海国際機場(
600009)や春秋航空(
601021)も高い。アリババ集団(
09988)傘下の「天猫(Tモール)」が6月18日までの大規模セールを25日に開始し、開始1時間での予約販売額が前年同期の6倍超に上ったとの報道を受け、海爾智家(
600690)など家電関連なども買われた。半面、前日高かった貴州茅台酒(
600519)は利益確定の売りに押された。
上海B株指数は1.97%高の208.13ポイントと続伸、深センB株指数は0.76%高の866.14ポイントと続伸した。