連休明け7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅反発。終値は前営業日比2.05%高の2820.76ポイントだった。深セン成分指数も3.15%高の10428.91ポイントと大幅に反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7320億8300万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏で推移した。前週末に発表された預金準備率引き下げや、零細企業の支援策などが伝わるなかで買いが先行。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく買い越したことも相場の支えとなった。指数は寄り付きで節目の2800ポイントを回復すると、その後ももみ合いながら上げ幅を拡大。結局、終値ベースで3月13日以来、およそ3週間半ぶりの高値を付けた。セクター別では農牧業、貴金属、食品・飲料、ソフトウエアなどが大きく買われるなど、全てのセクターで買いが優勢となった。
A株市場では、金価格の上昇を受けて産金大手の紫金鉱業集団(
601899)が7%台の上昇。証券会社のポジティブな見方が伝わったセメント大手の安徽コンチセメント(
600585)が大幅高。ハイテク銘柄の三七互娯網絡科技集団(
002555)や大族激光科技産業集団(
002008)、インフラ建設大手の中国中鉄(
601390)や中国交通建設(
601800)などが大きく買われた。半面、空港運営の上海国際機場(
600009)がさえなかった。
上海B株指数は1.64%高の219.58ポイントと反発、深センB株指数は2.50%高の835.80ポイントと3営業日続伸した。