7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.28%高の23815.49ポイントだった。中国企業指数は0.30%高の9681.07ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で655億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった。前日の欧米株高の流れを引き継ぎ、新型コロナウイルス感染者の増加ペースが鈍ったとの見方から買いが先行。休場明けの中国本土相場が上昇し、再開した相互取引制度を通じて資金が香港市場に流入したもよう。ただ、前日のハンセン指数終値は3月16日以来ほぼ3週ぶりの高値だっただけに、利益確定売りが出やすい。始値は心理的節目の24000ポイントを回復したものの、寄り付き直後に同水準を割り込むと次第に上げ幅を縮小した。
個別では、食品メーカーの中国旺旺(
00151)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、インフラ投資の長江インフラ(
01038)が大幅に続伸。北米事業の比率が大きい創科実業(
00669)、万洲国際(
00288)も高い。きょう株式取引を再開した神州租車(
00699)は35.71%高と急騰した。半面、エネルギー株のペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)、中国神華能源(
01088)が軒並み安。香港地場のハンセン銀行(
00011)も反落した。