25日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅に4営業日続落。前場終値は前日比0.08%安の26799.14ポイントだった。中国企業指数は0.28%安の10539.08ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で646億5000万HKドルだった。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤は前日終値を挟んで一進一退。中国本土相場が下げ幅を広げると、ハンセン指数も前引けにかけてマイナス圏で推移した。韓国やイタリア、イランなど中国以外での新型肺炎の感染拡大が明らかになり、世界景気の減速リスクを警戒する売りが優勢となった。もっとも、前日は5日以来およそ3週間ぶりの安値で引けたとあって割安感が強まった銘柄を中心に買いが入り、下値を支えた。
個別では、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)とシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)が軒並み安。通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)は続落した。前日買われた電能実業(
00006)は反落している。半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が2%高と反発し、一定の下支えとなった。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)、米国売上高比率が高い創科実業(
00669)も買われている。