18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに小反落。前場終値は前日比0.09%安の26824.37ポイントだった。中国企業指数は0.04%高の10592.13ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で391億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は神経質な展開。日本時間の午前11時に発表された7−9月期の中国国内総生産(GDP)成長率が予想の6.1%を下回る6.0%にとどまり、四半期としての低水準を更新した。中国経済の減速が意識される半面、当局による景気対策への期待も高まり、一時は上げ幅を広げる場面があった。ただ、勢いは続かず、中国本土で上海総合指数が失速したこともあり、中盤以降はマイナス圏に沈んだ。週末を前に、前日まで大きく買われた香港不地場系銘柄を中心に利益確定売りが出た。
個別では、香港不動産デベロッパーの信和置業(
00083)、恒基兆業地産(
00012)、鉄道事業者の香港鉄路(
00066)、コングロマリットの長江和記実業(
00001)の下げが目立ったほか、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)が安い。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が大幅逆行高。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が続伸した。