15日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落。心理的節目の3000ポイントを割って始まった。前日まで5日続伸し、約1カ月ぶり高値を更新したあととあって利益確定売りが先行している。先週に部分合意した米中閣僚級通商協についても先行き不透明感は払拭されていない。指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比0.29％安の2999.06ポイントで推移。セクター別では通信、ソフトウエア、電子デバイス、精密機器などが下落。半面、国際貿易、食品・飲料などが買われている。

　15日の深センA株市場では日本時間午前10時38分現在、湖南景峰医薬（000908）が10.07％安と深センA株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。深センA株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆深センA株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2019/10/15 10:38 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 湖南景峰医薬（000908）          4.020 -10.07%

 2 北京四維図新科技（002405）     15.170  -9.97%

 3 深ｾﾝ市銀宝山新科技（002786）   10.150  -7.22%

 4 中材科技（002080）             10.170  -6.95%

 5 広東風華高新科技（000636）     14.200  -6.89%

 6 神州数碼集団（000034）         15.460  -6.87%

 7 華訊方舟（000687）              6.740  -6.52%

 8 精華製薬集団（002349）          5.110  -6.41%

 9 海聯金匯科技（002537）          9.970  -5.94%

10 鼎龍文化（002502）              2.880  -5.88%

　15日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。米中が先週11日まで開いた閣僚級通商協議で部分合意したことが好感される一方、先行き不透明感は根強く、上値の重い展開となっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.02％高の26528.05ポイントで推移している。個別では、瑞声科技（02018）や舜宇光学科技（02382）が買われているほか、石薬集団（01093）や中国生物製薬（01177）など医薬関連、サンズ・チャイナ（01928）や銀河娯楽（00027）などカジノ関連も高い。半面、シノペック（00386）やCNOOC（00883）が売られている。