香港証券取引所は20日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　当日の売買代金　88億8654万HKドル
　　　　　買い代金　54億6814万HKドル
　　　　　売り代金　34億1840万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 中国工商銀行（01398）              1,444    1,384

  2 中国建設銀行（00939）                887      798

  3 融創中国（01918）                    509      272

  4 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                       466      141

  5 吉利汽車（00175）                    405       82

  6 舜宇光学科技（02382）                307       69

  7 新華人寿保険（01336）                233      141

  8 中国銀行（03988）                    230      190

  9 華能国際電力（00902）                222      119

 10 中国平安保険（02318）                191      180
   *金額単位は百万HKドル

　本土市場では上海総合指数が週間で0.1％安と小幅ながら反落した。米中貿易摩擦の激化に対する警戒感がくすぶるなか、16日に国家統計局が発表した経済指標が総じて弱い内容だったことを嫌気。人民元安の進行を受けて資金流出懸念も広がり、上海総合指数は18日に節目の2800ポイントを割り込むと19日まで5日続落と軟調に推移。ただ、週末20日には当局による為替介入観測をきっかけに上海総合指数が急反発し、1日で週間の下げをほぼ取り戻した。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
07月16日 [月]　　2814.04　-0.6%　　-0.6%　　-14.9%
07月17日 [火]　　2798.13　-0.6%　　-1.2%　　-15.4%
07月18日 [水]　　2787.26　-0.4%　　-1.6%　　-15.7%
07月19日 [木]　　2772.55　-0.5%　　-2.1%　　-16.2%
07月20日 [金]　　2829.27　+2.0%　　-0.1%　　-14.4%

　香港市場ではハンセン指数が週間で1.1％安と反落した。米中貿易摩擦への警戒感がくすぶるなか、人民元安の進行を嫌気した売りで総じて軟調な展開。ハンセン指数は17−19日にかけて3日続落し、19日には一時節目の28000ポイントを割り込む場面もあった。週末20日も安く始まったが、人民元安が一服したことで中国からの資金流出加速への警戒感が後退。中国本土株が後場に急反発したことも追い風となり、ハンセン指数は4日ぶりに反発した。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
07月16日 [月]　　28539.66　+0.0%　　+0.0%　　-4.6%
07月17日 [火]　　28181.68　-1.3%　　-1.2%　　-5.8%
07月18日 [水]　　28117.42　-0.2%　　-1.4%　　-6.0%
07月19日 [木]　　28010.86　-0.4%　　-1.8%　　-6.4%
07月20日 [金]　　28224.48　+0.8%　　-1.1%　　-5.7%