18日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.31%高の28268.79ポイントだった。中国企業指数は0.54%高の10649.32ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で392億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付くと、その後もプラス圏で推移した。前日に終値ベースで9カ月ぶりの安値圏を付けただけに買い戻しが入りやすい環境。中国本土で上海総合指数がプラス圏で推移していることも相場を支えた。ただ、米中通商問題の先行き不透明感が根強いなかで上値は重い。指数は序盤に28400ポイント付近を目指す動きがみられたものの勢いは続かず、その後は28300ポイント付近でもみ合いを続けた。
個別では、医薬メーカーの石薬集団(
01093)や電力大手の華潤電力控股(
00836)が高い。18年6月中間決算の速報値を発表した自動車メーカーの長城汽車(
02333)は6%超の上昇。中国本土との相互取引制度の対象銘柄に組み入れられる可能性が高まったスマホ大手の小米集団(
01810)は5%超の大幅高となった。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、本土不動産デベロッパーの碧桂園(
02007)も大きく買われた。半面、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が逆行安。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、通信機器大手の中興通訊(
00763)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)などが下落した。