23日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅に6営業日続伸。前場終値は前日比0.07%高の30024.00ポイントだった。H株指数は0.33%高の11998.62ポイント。メインボードの売買代金は概算で696億3700万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、おおむねプラス圏で推移した。世界的な株高傾向や、米ドル相場と米長期金利の落ち着きを背景に先高観が根強い。原油や鉄鉱石、コークスなど商品相場の上昇を受けた買いも相場を支えた。ただ、前日は約10年1カ月ぶりに30000ポイントの大台に乗せただけに利益確定売りが出やすく、小幅ながら同水準を割り込む場面もあった。また、中国本土の株式相場が前引けにかけて下げ幅を拡大し、投資家心理を冷やしたもよう。
個別では、中国メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)がそろって続伸。香港コングロマリットの新鴻基地産(
00016)、中国政府系持ち株会社の中国中信(
00267)がしっかり。乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)は反発した。半面、国際金融銘柄のAIAグループ(
01299)とHSBC(
00005)、米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が売られ、相場の重荷だった。