22日のNY株式相場はまちまち。翌日が感謝祭、24日が短縮取引となるため、実質的に4連休前となったが、ダウ平均とS&P500が小幅に反落した一方、ナスダック総合が小幅に3日続伸し史上最高値更新を続けた。ダウ平均はベライゾンやGE、アップルが上昇した一方、3Mやダウ・デュポン、ボーイング、ゴールドマン・サックスが下落。午後に公表されたFOMC議事録で株価の割高が指摘されたことも主要指数の上値を抑えた。
取引時間前に発表された米10月耐久財受注が弱い結果となったが、主要3指数は小幅に上昇してスタートした。ただ、実質4連休を前にダウ平均とS&P500の上値は重く、ほどなくマイナス圏での推移となった。注目されたFOMC議事録は12月の利上げを支持する内容となったものの、一部でインフレの弱さを理由に利上げに反対する意見もあり、債券利回りが低下。ゴールドマン・サックス(-0.67%)やアメリカン・エキスプレス(-0.62%)などが売られ、S&P500の金融株指数が0.40%安と11業種中下落率トップとなった。個別では決算が好感されたディアが4.32%高となった一方、メグ・ホイットマンCEOの退任を発表したヒューレット・パッカード・エンタープライズが7.22%安と急落しS&P500の下落率トップとなった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 23597.24 23605.77 23507.61 23526.18 -64.65 -0.27
S&P500 2600.31 2600.94 2595.23 2597.08 -1.95 -0.08
NASDAQ 6869.53 6874.52 6859.28 6867.36 4.88 0.07
CME225先物 22655.00 22685.00 22345.00 22400.00 -180.00 -0.80
FT100 7411.34 7460.91 7410.38 7419.02 7.68 0.10
DAX 13171.36 13191.96 13008.97 13015.04 -152.50 -1.16
為替(ドル/円) 112.45 112.50 111.14 111.18 -1.27 -1.14
WTI先物 57.12 58.09 57.03 58.02 1.19 2.09
金(Gold)先物 1284.80 1299.00 1283.10 1296.80 10.60 0.82
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載