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22日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.82%高の24161.21ポイントだった。H株指数は1.20%高の10532.98ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で500億9900万HKドル。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ、前日に割り込んだ心理的節目の24000ポイントに乗せて寄り付き、その後は上げ幅を拡大する展開。前日にHSBC(00005)の決算内容が予想を下回ったことを受けて失望売りが膨らみ、相場が後場から急落しただけに、主力株を中心に安値拾いの動きが広がった。ただ、本土市場で上海総合指数が前場半ば以降に軟調に推移したこともあり、高値圏では伸び悩んだ。 個別では、華潤置地(01109)、中国海外発展(00688)や新世界発展(00017)、信和置業(00083)など本土、香港の不動産株がそろって高い。中国国家統計局はきょう発表した本土主要70都市の1月新築住宅価格について、不動産引き締め策が住宅価格を抑える効果が大都市で鮮明となっているとの見方を示したことを受け、当局による価格抑制策が緩和されるとの思惑から買いが入った。一方、香港では2017年度の宅地供給計画が盛り込まれる政府財政予算がきょう発表される。このほか、時価総額上位のテンセント(00700)や、本土系金融株の中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)、中国平安保険(02318)も買い戻され、指数を押し上げた。半面、前日に大幅高の百麗国際(01880)が反落した。2016年12月本決算で天然ガス卸売り事業の関連資産に対して30億−40億元の減損引当金を計上する可能性があると発表した昆侖能源(00135)も逆行安。HSBC(00005)は朝安後にプラス圏に浮上する場面もあったが、続落で前場の取引を終えた。 |
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22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.15%安の3248.35ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2902億6900万元。
上海総合指数は小安く始まった後、前日終値付近でもみ合い方向感に欠ける展開となった。一時、高くなる場面も見られたが勢いは続かなかった。中国人民銀行(中央銀行)が商業銀行の預金準備率を引き下げる優遇措置の適用継続を明らかにしたが相場への影響は限定的だった。セクター別では、銀行、証券が軒並み安となり相場の下げを主導。前日買われた百貨店が反落。インフラ建設や自動車の一角も安い。一方、原油相場の上昇を好感し石油が買われ、相場を下支えした。セメントや鋼材もしっかり。 上海B株指数は0.18%安の348.19ポイント、深センB株指数は0.43%高の1144.93ポイントだった。 |
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