7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前日比1.31%高の16864.92ポイントだった。中国企業指数は1.34%高の5931.17ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で470億5000万HKドル。
ハンセン指数は朝方に上げ幅を拡大。6日のNY株式相場が反発し、米国の景気後退(リセッション)への過度な警戒感が和らいだ。前日は終値ベースで4月22日以来およそ3カ月半ぶりの安値を連日で更新しただけに、自律反発を狙う買いも入ったもよう。もっとも、中国景気不安がくすぶるなかで上値を買い上がる動きは限定的。午前に発表された7月の中国貿易統計は、米ドル建ての輸出が市場予想から下振れした半面、輸入は市場予想を上回った。
個別では、大型ネット株のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)が買われ、相場の上昇を主導した。前日に2024年6月中間決算を発表した創科実業(
00669)と九龍倉置業地産(
01997)が大幅高。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)、電力大手の華潤電力控股(
00836)は続伸した。半面、ビール大手の華潤ビール(
00291)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)が続落。不動産開発の華潤置地(
01109)も売られた。